[仮想環境] VMWare Player を Windows にインストール

この記事は3年以上前に書かれた記事です。情報が古い可能性があります。

最近の VMware Player は特に小細工しなくても、そのまま CD(DVD) の iso から OS をインストールできるようです。一応、下記は参考までに。

インストール(従来)

1. VMware 社のホームページ から VMware Player をダウンロードしてインストール。

2. QEMU というフリーのエミュレータをダウンロードしてインストール。

3. QEMU で次のコマンドを実行。

qemu-image create -f vmdk filename.vmdk 2G
-f vmdkvmdk はイメージファイルの形式。
filename作るイメージファイルの名前。
2GHDイメージの容量。ここではとりあえず2GByteのイメージを作っている。
オプションの意味

4. VMware Player の仮想 PC の設定ファイル xxxxx.vmxを作る。

名前は何でも良いらしい。仮に vpc.vmx として、 テキストエディタで次のように書く。

#### ここから ####
config.version = "8"
ide0:0.present = "true"
# 仮想PCのイメージの名前を書く
ide0:0.fileName = "vpc.vmdk"
ide1:0.present = "true"
# CD-ROMを利用
ide1:0.fileName = "auto detect"
ide1:0.deviceType = "atapi-cdrom"
# ISOイメージを利用しない場合はこっちをコメントアウト
# isoイメージのパス(一応絶対パスを書いておく)
# ide1:0.fileName = "/path/to/linux.iso"
# ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ethernet0.present = "true"
ethernet0.connectionType = "nat"
guestOS = "otherlinux"
# 仮想PCに割り当てるメモリのサイズ
memsize = "64"
#### ここまで ####

5. VMware Player を起動して、4 でつくった vpc.vmx を読み込む。

いろいろ警告とか出るけど無視して続けて良いとのこと。

これで終わり。

インストール(新)

新しい VMware Player (3.x 以降?) は、OS のインストール DVD イメージ (.iso) をマウントすると、OS を識別して「簡易インストール」というものが勝手に動き始める。

ただ、これだと日本語環境にできない(本来インストール時に言語やキーボードなどが設定できるけど、それらが全て英語に設定される)という問題があります。大抵はインストール後に言語設定を変更できますが、ディストリビューションによってはインストール後では上手く設定できないこともあります(CentOS 5.x とかはダメだった)。

そんなときは、以下の EasyVMX! を使うと良い(かもしれない)

  1. まず VMware Player 本体を、普通にダウンロード、インストール。
    http://www.vmware.com/
  2. 下記サイトに行って、EasyVMX! 2.0 をクリック。
    http://www.easyvmx.com/
  3. 「Virtual Hardware」で、Fedora や CentOS であれば Red Hat Enterprise Linux (RHEL4 など) を選択。
  4. 「Virtual Machine Description」に仮想マシンの名前を設定。
  5. 「Hard Disk Drives」で適切な要領を設定。
    物理ディスクの空きにもよるけど、 20 GB くらい確保すると余裕があって良い。
  6. あとは大体デフォルトで良い。
  7. 「Create Virtual Machine」を押す。
  8. (仮想マシン名).zip というダウンロードリンクが表示されるので、クリックしてダウンロード。
  9. 適当な場所(仮想マシンをインストールする場所)に展開。
  10. (仮想マシン名).vmx というファイルがあるので、テキストエディタで開く。
  11. 「Settings for physical CDROM drive」という記述をみつけてそこを編集。
    • ide1:0.deviceType = “cdrom-image”
    • ide1:0.fileName = “(isoイメージのあるパス)\Fedora-13-i386-DVD.iso”
    • 他はそのままで。
  12. (仮想マシン名).vmx をダブルクリック。

これで DVD(CD) から起動して通常のインストールが始まるはず。

TIPS など

VMware Player 3.1 + Fedora 13 + VMware Tools でマウスがおかしくなる

上記組み合わせで、ゲストである Fedora を操作していると、ときどきマウスがおかしくなる。具体的には、マウスカーソルは移動するのにマウスボタンが全く効かなくなったり、マウスボタンが押されたまま解放されないような状態になる。

この修正方法が 2ch に紹介されてた。さすが2ちゃん。

xorg-x11-drv-vmmouse-12.6.9-2.fc13.i686 の不具合修正

  1. 69-xorg-vmmouse.rules を開く。
    vi /lib/udev/rules.d/69-xorg-vmmouse.rules
  2. …”i8042 AUX port”, PROGRAM=… という記述をみつける。
    1行しかないはずなので、その中の位置を探す。
  3. 上記箇所の 「PROGRAM…」の前に下記を追記。
    KERNEL=="event[0-9]*"
    つまり、”i8042 AUX port”, KERNEL==”event[0-9]*”, PROGRAM=… のようになる。
  4. 保存して VMware(Fedora)を 再起動。

ビープ音を黙らせる

サウンドドライバを組込んでいないと、ビープ音がピーピー鳴ってうるさい。

そんなときは

C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\VMware\preferences.ini
(※ドライブは環境による)

に以下の設定を追加する。

mks.noBeep="TRUE"

もしかすると、 .vmx ファイルかも?

ini を修正しても駄目な場合は My Documents\My Virtual Machines にある該当 vmx に上記を追加してみる。

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