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最近の VMware Player は特に小細工しなくても、そのまま CD(DVD) の iso から OS をインストールできるようです。一応、下記は参考までに。
インストール(従来)
1. VMware 社のホームページ から VMware Player をダウンロードしてインストール。
2. QEMU というフリーのエミュレータをダウンロードしてインストール。
3. QEMU で次のコマンドを実行。
qemu-image create -f vmdk filename.vmdk 2G
-f vmdk | vmdk はイメージファイルの形式。 |
filename | 作るイメージファイルの名前。 |
2G | HDイメージの容量。ここではとりあえず2GByteのイメージを作っている。 |
4. VMware Player の仮想 PC の設定ファイル xxxxx.vmxを作る。
名前は何でも良いらしい。仮に vpc.vmx として、 テキストエディタで次のように書く。
#### ここから ####
config.version = "8"
ide0:0.present = "true"
# 仮想PCのイメージの名前を書く
ide0:0.fileName = "vpc.vmdk"
ide1:0.present = "true"
# CD-ROMを利用
ide1:0.fileName = "auto detect"
ide1:0.deviceType = "atapi-cdrom"
# ISOイメージを利用しない場合はこっちをコメントアウト
# isoイメージのパス(一応絶対パスを書いておく)
# ide1:0.fileName = "/path/to/linux.iso"
# ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ethernet0.present = "true"
ethernet0.connectionType = "nat"
guestOS = "otherlinux"
# 仮想PCに割り当てるメモリのサイズ
memsize = "64"
#### ここまで ####
5. VMware Player を起動して、4 でつくった vpc.vmx を読み込む。
いろいろ警告とか出るけど無視して続けて良いとのこと。
これで終わり。
インストール(新)
新しい VMware Player (3.x 以降?) は、OS のインストール DVD イメージ (.iso) をマウントすると、OS を識別して「簡易インストール」というものが勝手に動き始める。
ただ、これだと日本語環境にできない(本来インストール時に言語やキーボードなどが設定できるけど、それらが全て英語に設定される)という問題があります。大抵はインストール後に言語設定を変更できますが、ディストリビューションによってはインストール後では上手く設定できないこともあります(CentOS 5.x とかはダメだった)。
そんなときは、以下の EasyVMX! を使うと良い(かもしれない)
- まず VMware Player 本体を、普通にダウンロード、インストール。
http://www.vmware.com/ - 下記サイトに行って、EasyVMX! 2.0 をクリック。
http://www.easyvmx.com/ - 「Virtual Hardware」で、Fedora や CentOS であれば Red Hat Enterprise Linux (RHEL4 など) を選択。
- 「Virtual Machine Description」に仮想マシンの名前を設定。
- 「Hard Disk Drives」で適切な要領を設定。
物理ディスクの空きにもよるけど、 20 GB くらい確保すると余裕があって良い。 - あとは大体デフォルトで良い。
- 「Create Virtual Machine」を押す。
- (仮想マシン名).zip というダウンロードリンクが表示されるので、クリックしてダウンロード。
- 適当な場所(仮想マシンをインストールする場所)に展開。
- (仮想マシン名).vmx というファイルがあるので、テキストエディタで開く。
- 「Settings for physical CDROM drive」という記述をみつけてそこを編集。
- ide1:0.deviceType = “cdrom-image”
- ide1:0.fileName = “(isoイメージのあるパス)\Fedora-13-i386-DVD.iso”
- 他はそのままで。
- (仮想マシン名).vmx をダブルクリック。
これで DVD(CD) から起動して通常のインストールが始まるはず。
TIPS など
VMware Player 3.1 + Fedora 13 + VMware Tools でマウスがおかしくなる
上記組み合わせで、ゲストである Fedora を操作していると、ときどきマウスがおかしくなる。具体的には、マウスカーソルは移動するのにマウスボタンが全く効かなくなったり、マウスボタンが押されたまま解放されないような状態になる。
この修正方法が 2ch に紹介されてた。さすが2ちゃん。
xorg-x11-drv-vmmouse-12.6.9-2.fc13.i686 の不具合修正
- 69-xorg-vmmouse.rules を開く。
vi /lib/udev/rules.d/69-xorg-vmmouse.rules - …”i8042 AUX port”, PROGRAM=… という記述をみつける。
1行しかないはずなので、その中の位置を探す。 - 上記箇所の 「PROGRAM…」の前に下記を追記。
KERNEL=="event[0-9]*"
つまり、”i8042 AUX port”, KERNEL==”event[0-9]*”, PROGRAM=… のようになる。 - 保存して VMware(Fedora)を 再起動。
ビープ音を黙らせる
サウンドドライバを組込んでいないと、ビープ音がピーピー鳴ってうるさい。
そんなときは
C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\VMware\preferences.ini
(※ドライブは環境による)
に以下の設定を追加する。
mks.noBeep="TRUE"
もしかすると、 .vmx ファイルかも?
ini を修正しても駄目な場合は My Documents\My Virtual Machines にある該当 vmx に上記を追加してみる。