[Windows10] ノートPCが勝手にスリープする問題

電源オプションでスリープの設定をいくらいじっても梨の礫で全く効果なく、常に2、3分くらいで勝手にスリープしてしまうという現象がある。これはWindows7から10にアップグレードした先代PCでは発生しておらず、この程新調したWindows10プリインストールモデルの新PCで発症するので、どうやらWindows10かつノートPC(モバイル?)のデフォルト設定がこのような感じになっているらしい。エコを考えた”賢い”電源管理のようだけど、電源つないでる場合でも容赦なくスリープしてくるので正直言って迷惑千万ですよと。

この現象、しばらく捨て置いたのだけど、ちょっと目を離した隙にすぐ寝てしまうので、流石に辟易してちゃんと調べてみたら、TechNetフォーラムに同様の質問が寄せられていた。

PCが勝手にスリープ状態になる。
https://social.technet.microsoft.com/Forums/ja-JP/52336ed1-6471-49c9-8930-d831f7c5c8d7/pc?forum=w8itpro

上記はWindows8に関する質問なのだけど、これはWindows10でも同様。結論からいうと、この解決にマークされている回答の通りにやったら上手くいった。この現象が発生する原因は、電源オプションの中に「システム無人スリープ タイムアウト」という項目があるのだけど、これが既定値で2分に設定されていて(おそらくノートPCなどモバイルユースモデルの出荷時設定と思われる)しかもこのオプションがWindows10ではデフォルトでは設定画面に表示されない(ゆえに設定もできない)。なので、手順としては、当該オプションを画面に表示されるようにして、そこを適切に設定してやればよろしい、ということ。

以下、その手順をメモ。

1. レジストリに次のキーを追加

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power\PowerSettings\238C9FA8-0AAD-41ED-83F4-97BE242C8F20\7bc4a2f9-d8fc-4469-b07b-33eb785aaca0]
“Attributes”=dword:00000002

この設定が こちら のページからダウンロードできる。ダウンロードした reg ファイルを右クリックして「結合」でキーが追加される(要管理者権限)。
reg_dl.jpg
これで電源オプションに「システム無人スリープ タイムアウト」の項目が表示される。

2. 「電源オプション」を開く
Windowsキー+R(ファイル名を指定して実行)で powercfg.cpl を起動。
(スタートメニューの「設定」からたどっていくこともできる)
power_option1.jpg

3. 「プラン設定の変更」を選択
大抵PCベンダーオリジナルの設定が選択されているので、その「プラン設定の変更」を開く。
power_option2.jpg

4. 「詳細な電源設定の変更」を選択
power_option3.jpg

5. 「システム無人スリープ タイムアウト」を好みの時間に設定する
power_option4.jpg
これで期待通りの設定が効くはず。

設定の確認は powercfg /Q で確認できる。
power_option5.jpg
「現在の AC 電源設定のインデックス」が ACアダプタ 接続時のタイムアウト時間。
「現在の DC 電源設定のインデックス」が バッテリー駆動時のタイムアウト時間。
それぞれHEX(16進数)[秒] で表示。
※この手順はレジストリを変更するので、やる場合は自己責任でよろしくです。

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