WindowsにVMware Playerをインストールして、
まず最初に漏れなくハマる設定がネットワークの設定かと。
VMware Player を何も考えず全部デフォルトでインスコすると、
HostをWindows、GuestをVMware上のOS(Linux等)とした
NATで設定されている。
NAT(Network Address Translation)というのは、
1台のPC(サーバ)のIPを複数のPCが共有する仕組み。
# 詳しくはGoogle先生にでも聞いてください。
VMware Playerの場合のNATは
HostマシンのIPをGuest(仮想マシン)が共有するというもの。
この場合、GuestはIPアドレスがわからない(みえない)ので
HostからGuestが参照できないという状態になる。※1
VMware Playerは、NATの他に
「ホストオンリー」というのと「ブリッジ接続」という設定もできる。
「ホストオンリー」というのは、
GuestにアクセスできるのはHostからのみ、という設定。
今回はこれは使わない。
「ブリッジ接続」というのは、
GuestもHostと同じようにネットワークに直接接続するというもの。
こっちを使う。
やることは簡単。
VMware Playerの「仮想マシンの設定」を開いて
「ハードウェア」タブの「ネットワークアダプタ」を選択して、
そこで「ブリッジ接続」を選択してVMware Playerを再起動するだけ。
Guest側で ifconfig(Winならipconfig)などして表示されるアドレスが
Guestを外から(Hostから)みたアドレスになるので、
このアドレスを使ってGuestにSSHなりHTTPなりの接続が可能。
ちなみに、VMware Playerをインスコすると、
Windowsのネットワークの設定に
「VMware Network Adapter VMnet1」というのと
「VMware Network Adapter VMnet8」というのが作成されるが、
VMnet1というのは「ホストオンリー」用の設定で、
VMnet8というのは「NAT」用の設定になる。
「ブリッジ接続」にした場合は、このいずれも使わないので
ここをいじる必要はない。
※1 NATの場合のGuestのIPアドレス
上の設定の「VMware Network Adapter VMnet8」の詳細設定をみれば、
実はそこにGuestが使うIPアドレスが書いてある(自動的に設定される)。
が、ipconfigすると、VMnet8のIPアドレスには違うものが表示される!
しかもこれがコロコロ変わる!!
# 私が今回ハマったのはここ!
実際、pingを打って応答があるのは、アダプタの設定にあるものでなく
ipconfigで表示されている(コロコロ変わる)方のアドレスの模様。
おそらくVMwareを使うというのは、仮想サーバという用途が想定されるので
大抵の場合これは使えないでしょう。
ということで、特に理由がない限りは、
VMware Playerのネットワークは「ブリッジ接続」にするのがお薦めです。
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