[Windows7] ルータ経由リモートアシスタンス

Windowsには他人のPCをリモートで操作してヘルプするリモートアシスタンスという機能がある。リモートデスクトップのようなものだが、接続先のユーザがログインしたままで、他人がそのコンピュータに入って操作できるようになる、というところが違う(どちらかというとVNCのような感じ)。簡単なチャット機能もある。

手順は以下のサイト参照で。
遠隔操作でパソコンの設定を直してもらうには?
(Microsoft サポート)

ただ、問題は接続先のPCがモデムに直結ではなくルータ越しになっている場合、ヘルパーに通知されるIPアドレスがローカルIPになってしまうことがある。このIPはヘルパーに送信する Invitation.msrcincident というファイル(中身はxml形式のテキスト)の中に書かれている。

この UPLOADDATA タグの属性 RCTICKET に記述されている IPアドレスが、192.168. で始まるものになっていたら、ここにルータの外側から接続することができない。この場合、この部分をリモート接続を受ける側(ヘルプされる側)のPCのグローバルIPに書換えてやる(若しくは グローバルIPを “;” 区切りで追記する)。

グローバルIPはルータの設定画面を見るか、または ipconfig や tracert をやれば確認できるが、ヘルプを受ける側がそのような作業ができる技量を持ってない場合が多々なので難儀する。

そんなときに重宝するのが確認くん。
確認くん(VIA the UGTOP)

このページのURLを教えて「現在接続している場所(現IP)」というところのアドレスを教えてもらう(これがグローバルIP)。そのIPを Invitation.msrcincident に書きこんで開けばリモート接続できるはず。

ちなみに、ルータでリモートアシスタンス用のポートが閉じられてる場合は当然接続することができない(WindowsXP/7対応などとなっているルータであれば、デフォルトでこのポートは開いてると思うけど)。もし閉じられている場合は、同じく Invitation.msrcincident のIPアドレスの後ろ(”:” 区切り)に書かれているポート番号を開くかルータの設定でマッピングする必要がある。が、しかし、これはさすがにヘルプを要するようなユーザができる作業ではない気がするので、とりあえず備考として覚えておく知識。

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