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BOINC クライアントを Windows XP から Windows 7 へ移行したときの作業メモ。
BOINCとは
個人用PCなどのリソースを利用した分散コンピューティングの仕組み。SETI@home [Wikipedia] をやるために考えられたものだが、SETI 以外にも利用できるように汎用化されたらしい。Berkeley Open Infrastructure for Network Computing 略して BOINC(読みは「ボインク」でいいのかな)
インストール
BOINCクライアントのプログラム自体は最新版をクリーンインストールする。インストーラは下記サイトからダウンロード。
- インストーラを起動。「Next」を押して次へ。
- ライセンス確認画面。「I accept the terms…」を選択し「Next」を押して次へ。
- インストール先フォルダの選択画面。最新版(多分 6 以降?)だと、プログラムとデータのインストール先を選択できる。変更する場合は「Advanced」を押して各フォルダの「Change」で変更。
旧PCで使用していたBIOINCのインストールフォルダ(デフォルトなら「C:\Program Files \BOINC」)をそこにコピーしておけば、旧PCの設定が引き継がれて以降の設定が簡略化できる(と、思う)。 - インストールの方法を選択。
「Single-User Instration」は、現在ログイン中のユーザがログインしたときのみ起動。「Shared Instration」は、ログインユーザに関係なく起動。
「Service Instration」は、BOINCをサービスとしてインストール。
サービスとしてインスコした場合はスクリーンセーバーは起動せず、バックグラウンドで実行される。通常は一番上のやつで。 - 以下、「Single-User Instration」を選択した場合。
- 「Make BOINC your default screensaver.」は、BOINCをデフォルトのスクリーンセーバーに設定する場合チェック(BOINC使うなら、普通はチェックする)。
「Launch BOINC when logging on.」はログイン時にBOINCを起動する場合はチェックする(要はスタートアップするかどうか)。 - インストールの準備完了。あとは「Install」でインストール実行。
- しばらく待つ。
- 「Finish」でインストール完了。
引き続きユーザ設定などする場合は「Launch BOINC」にチェックしておく。ここでチェックしなくても、プログラムから通常起動できるので、お好みで。
ユーザ情報の関連付け
ユーザ設定は、旧PCからインストールフォルダを引き継いだ場合は表示されない。設定を変更したい場合は、BOINC Manager を起動して変更すること。
- 初回は BOINC Manager が起動する。(一度設定してしまえば表示されない。)
- プロジェクトURLの設定。
SETI@home に参加する場合はURL「http://setiathome.berkeley.edu/」を設定して「次へ」(他のプロジェクトの場合はそれぞれのURLを設定する) - ユーザ情報の設定。すでにアカウントを持っているので「はい」をチェックして、メールアドレスとパスワードを入力して「次へ」。
- サーバへユーザ情報の問い合わせ。タイミングによっては失敗する。というか、失敗することの方が多い感じ(サーバが重いのか、回線が貧弱なのか…)
- BOINC Manager のメイン画面を開いてプロジェクトが追加されていれば、とりあえず OK。
「ウェブサイト」の中の「あなたのアカウント」または「あなたのプリファレンス」を開いてみて、見覚えのある情報が表示されれば、ユーザ情報は関連付けられているので問題ない(はず)。